企業運営をしていくに当たって「ルーティン業務の繰り返し」は作業効率を大きく下げる原因となっています。
単純作業、ルーティン業務を自動化、効率化することができれば大幅に時間やコストを削減することが可能となります。
そこで注目されているのが「AUTORO」です。
ここではRPAツール「AUTORO」とサービスを運営しているオートロ株式会社について紹介していきたいと思います。

RPAツールとはどういったものか

「RPAツール」とは「Robotic Process Automation」を略したもので、人間が手作業で行っている業務をロボットを使って自動化することが可能となるツールのことを意味しています。
自動化していくロボットというと「AI」のようなものがイメージされるかもしれませんが、RPAはAIとは違って自立して判断して行動するということはしません。
その代わり「入力」「転記」「与信業務」といった「ルーティン業務」の自動処理に対して絶対的な強さがあります。

また、「マクロ」も自動化するシステムですが、こちらは同一アプリケーション内でしか自動化を行うことはできません。
しかしRPAツールは複数のアプリケーションをまたいで作業を行うことが可能となっています。
その特性を活かして毎月固定された金額の請求業務や、毎日行うルーティン業務に役立っています。

AUTOROとは

では、オートロ株式会社が提供している「AUTORO」の概要について紹介していきます。

AUTOROの概要とは

「AUTORO」は申し込めばすぐに利用することができるクラウド型のRPAプラットフォームです。
ソフトやアプリケーションをダウンロードしてインストール、設定するといった面倒な環境設定をする必要がありませんし、バージョンアップなども自動的に実行されるので手間がかかりません。
また、利用する際には「Google Chrome」を開けば、即座にロボットを起動することができるので端末OSが限定されることもありません。
そのためとにかく「使いやすい」「すぐに使える」といった点が評価されているツールとなっています。

AUTOROの機能や特徴とは

RPAツールにはさまざまな機能があり、同じジャンルのツールとは違った特徴もあります。
そこでここでは「AUTORO」の機能や特徴について紹介していきます。

AUTOROの機能にはどういったものがあるか

・分岐、繰り返し機能
繰り返し処理が可能となっています。
・変数保存機能
使用している情報を変数で一時保存しておき、必要になると呼び出して使用できます。
・表計算ソフトとの連携
Excelシートなどに情報の読み込みや書き込みが可能となっています。
・ファイル保存、取得機能
データを指定した場所に保存することができます。
また、格納ファイルの取得も行うことが可能となっています。
・スケール機能
処理規模を拡張したい時には最大で1000台の並列処理拡張を行うことができます。
・スクリプト実行機能
JavaScriptコードで実行することができます。
・API iPaaS 対応機能
Gmail、SpreadSheet、SlackといったAPIの利⽤可能となっています。
・時間指定機能、定期実行機能
時間を指定して自動実行することが可能です。
・SSO認証
SAML 2.0準拠のシングルサインオン認証をすることが可能となっています。
・権限管理機能
利用することができるアカウントの追加、削除、利用制限管理が可能となっています。

AUTOROの特徴とは

・クラウド型である
クラウド型のサービスとなっているので、システムをインストールして環境を構築する必要がありません。
土日祝でも問題なく利用できますし、インターネット環境さえ整っていればどこでも利用することができます。
これは専用のパソコンで稼働しているわけではなくので、パソコンを閉じている状態でも利用できるということでもあります。
そのため、営業先、出張先、在宅勤務中などどこでも利用することができるメリットがあります。

・バージョンアップ、セキュリティ対策も任せることができる
環境構築をしなくても良いだけでなく、システムのバージョンアップやセキュリティ対策についても自動で行われるので手動で時間をかけて行う必要がありません。

・多人数利用や拡張にも対応している
多人数アクセスが可能となっているので、社内の他部門でも同時に利用することができるようになっています。
また、最大同時稼働数を増やすことも簡単な手続きですぐに反映させることができます。
稼働リソースシェアにも対応しています。

・一括管理機能
アクセス権限の設定や実行履歴の閲覧などの管理をアカウント全体一元管理が可能となっているので、管理者が一括管理することができます。

・サポート体制が充実している
画面内にあるチャットから質問や問い合わせを行えばすぐに回答をしてもらうことができます。
また、自社でRPAツールを利用できる状態に設定することについても代理で行ってもらうことができます。

AUTOROで自動化できる業務とは

・情報収集業務
web上にある自社に関して、自社製品に関しての口コミ情報を収集して、その内容をExcelシートに書き込みして保存しておくことができます。

・メールの送受信業務
毎月決まった日時にメールを送信する場合などは、そのメールに書類を添付して自動送信することができます。

・広告レポーティング業務
営業や広告情報を基幹システムからダウンロードした上で顧客にその情報を送付します。

・勤怠システム管理業務
タイムカードなどの勤務開始時間、退勤時間の打刻漏れがないかどうかのチェックを行ったり、残業が多い従業員に対して通知を行います。

・採用業務のアシスト業務
求人サイトに対して応募してきた人に自動で確認メールなどを返信します。

・経費計算業務
電車賃などの交通費の集計を自動で行った上で、結果を会計システムや経理システムに反映させることができます。

・反社会的勢力チェック
取得した登記情報から、役員名を抜き出して検索を行って与信業務を行うことができます。

AUTOROを導入した例の紹介

では実際に「AUTORO」を導入した企業でどういった結果が出たのかを紹介します。

ルーティン業務の手作業が大幅に削減された

毎月決まった業務を従業員が手作業で行っていた企業ではその業務量の多さが大きな負担となっていました。
「AUTORO」を導入したことで、業務フロー自体は変更することなく、ルーティン業務をツールに任せることができるようになりました。
手作業で行っていた作業量が大幅に削減され、従業員は他の業務、コア業務に集中することができるようになりました。
また、単純作業の繰り返し中に起こるヒューマンエラーを防止することができるようになったのも大きなメリットとなりました。
ツールが専門知識を持った従業員でなくても簡単に利用できることも使いやすい長所となったと言えます。

反社チェック業務を大幅に削減することができた

合併を行った企業では、業務領域が拡大し、業務量も一気に増大しました。
さらに取引先も既存のもの、新規のものと増加したことによって与信業務が急激に増えることとなりました。
そうして新規取引先などを増やした時には反社会的勢力に関係した企業ではないかどうかを確認するのは非常に重要なこととなっています。
こうした企業と取引を行うことは会社の信用を大きく低下させることとなるからです。
そのために与信業務を行う必要性があるのですが、これを人が手作業でやっていると莫大な時間がかかりますし、見落としなどのヒューマンエラーが起こることもあります。
こうした反社チェック業務をAUTOROに任せることで毎月の作業時間を大幅に削減することができたのです。

AUTOROまとめ

オートロ株式会社が提供しているRPAツール「AUTORO」は単純作業、ルーティン業務を自動化、効率化することができるようになるツールです。
無料体験版もありますので、まずは一度試してみましょう。