コネヒト株式会社
プロダクト企画室
データ戦略グループ
亀山 杏子様

現在までの貴社の歩みを教えてください。

2014年に妊娠に関する情報提供から始まった「ママリ」ですが、今ではママの3人に1人が利用するメディア・Q&Aコミュニティアプリとして大きく成長しました。
妊活・妊娠・出産・育児という、体も環境も大きく変わる時期の女性たちが集まり、悩みや不安そして喜びを共感しあう、なくてはならない場所になっています。

また、コミュニティを保有するからこそわかる“リアルな本音”を活かし、先輩ママが本当に使ってよかった商品を紹介する「ママリ口コミ大賞」や、ママの意見を社会に届ける「変えよう、ママリと」など多くの企画も手がけてきました。

2020年12月には、CIを刷新し「あなたの家族像が実現できる社会をつくる」という新しいビジョンのもと、ママはもちろんその先にいる「家族」が抱える課題にも向きあっています。

サービスの強みを教えてください。

私たちが運営する「家族ノート」は、Q&Aコミュニティアプリ「ママリ」のデータを法人向けに分析して提供するサービスです。

日常生活の中で無意識的に行っている検索行動や、Q&Aコミュニティの中のママ同士が話している相談内容をデータで見ることができるのですが、一般的な市場調査とは異なり「見栄」や「建前」のないノンバイアスな情報として見れる特徴があります。さらにママ層にセグメントされていることで、ノイズの少ない分析結果を導くことができます。

アプリ「ママリ」の月間400万検索、130万投稿もの活発な利用の中で、ママたちが今悩んでいることや、求めている商品がタイムリーに反映され、市場調査等では踏み込めないリアルな課題や態度変容が映し出されています。

過去のサービス活用事例を教えてください。

小売業・メーカー様など広くお使い頂いていますが、「ママ目線での購買障壁を知りたい」「競合メーカーを選ぶ理由を知りたい」というご要望を頂くことが多いです。

また、自社のマーケティング戦略の中でコンセプト作りやママたちの生の声を活用したコンテンツ作りにも利用されています。
例えば、イオンリテール株式会社様とSEO効果を期待した、保育園入園準備ページを共同制作した際には、ママたちが困っていることの調査や、ママリ内で共感の多かった先輩ママたちの生の声をコンテンツの一部に活用し、目標以上のスピードで検索サイトの上位に表示されることに成功しました。

ママリへのご出稿の際に利用されることもあり、ママリへのご出稿の中で家族ノートのデータを利用した記事広告は平均CTRの約190%と、ママ層の関心にあわせてコンテンツを届けられる手段として高い評価をいただいています。

今後の展望をお聞かせください。

最近では、若年ママたちの「生の声」に向き合って、商品〜マーケティングを考えなおすDX推進に活用する企業様も増えています。
月次で実施している定例ミーティングでは、役職者から第一線で活躍する現場の社員、商品部・マーケティング部など複数の部署の方に横断的にご参加頂き、同じデータを眺め「この検索数を押し上げている要因はなにか?こんな施策はどうか?」などインスピレーションの連鎖と共に縦横の連携が進んでいくのを実感しています。

その中で生まれた期待値や企業様からのニーズをもとに、今後は個人の行動にフォーカスする「N1分析機能」や「データ連動型のママリ広告配信」の開発に力を入れていく予定です。

今後も、ママたちの「生の声」と社会をつなぎ、子育て領域の悩みが一つでも多く減らせるように企業の皆様と一緒に取り組んでいきたいと思います。

「家族ノート」のサービス資料はこちら

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