「クラウド情シス担当」とは

「クラウド情シス担当」とは「株式会社キャリアヴェイル」が運営するお客様のシステムの稼働状況の常時監視と、障害時の復旧支援をする、クラウド型のIT人材サービスです。
システムのトラブルやサイバー攻撃、自然災害などによる故障などによって起こるシステム障害は企業にとって大きな問題となっており、近年企業はシステムの監視を整備するのが急務となっています。
ただ、システム監視をどうしていくのか非常にお困りの企業様も多いのではないのでしょうか。
本記事では「クラウド情シス担当」に関するご紹介をシステム監視の重要性と共に解説していきたいと思います!

システム監視の概要とは

自社のシステムの中には集計や出力の時にだけ利用するシステムもありますが、基幹システムや日常的に利用されるシステムは24時間常に稼働しているということがあります。
そうなると使用されているソフトウェアやシステムそのものが問題なく稼働しているかどうかを監視する必要が出てきます。
もちろんシステムに何か問題やトラブルが発生した時には、早い段階でそれを発見し、対応することが重要となります。
システム監視はそのために、サーバーやアプリケーション、ネットワークなどがすべて正常に稼働しているかを監視し、トラブルが発生した際にはすぐにそれを発見し、管理者に通知を行うためにあるシステムなのです。

システム監視の必要性とは

企業の基幹インフラとなっているようなシステムにトラブルが起きると企業運営に大きな問題となる場合があります。
そういったトラブルにはサイバー攻撃や自然災害による損害、停電、機器の故障などさまざまな原因が考えられているため、それらを総合的に監視する必要があるのです。特にその必要性が高まるのが担当者が不在時です。
システムの担当者、管理者、専門知識を持った従業員が監視業務をしているうちは問題が起きても対応しやすいのですが、会社全体が長期休暇中であったり、担当者が不在の時にトラブルが起きると発見が遅れ、対応するのも遅くなることとなります。
このため、システム監視を常に行っておく必要性があると言えるのです。

「クラウド情シス担当」の特徴とは

企業のシステムの稼働がどういった状態なのかを常時監視するというだけでなく、何か障害やトラブルが発生した際には復旧支援を行うというクラウド型IT人材サービスが「クラウド情シス担当」です。
ここではそのクラウド情シス担当の特徴や導入メリットを紹介していきます。

システム監視の専門家を雇用契約なしで確保できる

こうしたシステム監視を行うことができる専門知識を持った従業員が会社内に複数人いるのであれば問題ありませんが、こうした人材を確保するためには多くのコストがかかることとなります。
社員を増やすということは給与だけでなく、社会保険や福利厚生費もかかるためです。
しかし「クラウド情シス担当」では月額12万円でシステム運用、システム監視のスペシャリストがチーム体制で企業のシステム監視を行ってくれるようになります。
専門家を安価に確保できるというメリットは大きいと言えるでしょう。

専用監視ツールを標準で無償提供できる

システム監視を行うにはいつ、どういったタイミングでトラブルが起こるかわからないため24時間365日監視する必要があります。
クラウド情シス担当では顧客企業のシステムをリアルタイムで常時監視し、異常があった際にいち早く対応できる専用の監視ツールが無償で提供されるので突発的な障害やトラブルに対しても安心です。

トラブル時にはスペシャリストが対応するので安心

システムに何かトラブルが発生した際には、監視チームのログ分析スペシャリストがログ分析、切り分け、原因究明を徹底的にサポートしてくれます。
また、トラブルが発生していない時でも定期的にログの分析や異常の傾向分析を行ってくれるので、障害の予兆報告やシステム改善提案なども行われます。

「クラウド情シス担当」で行われる監視の種類とは

クラウド情シス担当はその名前の通り、クラウド上でさまざまな監視が行われています。
ここでは実際に行われている監視の種類を紹介していきます。

Global外形監視

こちらはURLなどがインターネット経由で正常に稼働しているかどうかをユーザー目線から監視するという方法です。
対象となっているwebサービスを稼働させているサーバーに対してPINGを打ったりして反応を見ることで正常に稼働しているかを確認します。
もし異常があった場合にはすぐにメールなどを使って通知がなされます。

稼働監視(死活監視)

こちらは対象機器に対してPINGを送信し、受け取った機器側が送り返した応答によって機器が正常に稼働しているかどうかを監視するという方法です。
サーバーやネットワークの監視によく使われる方法でもあり、PINGに対して応答がなかった場合は機器もしくはネットワークのどちらかに問題があるということになります。

リソース監視(性能監視)

これは「CPU、メモリ、ディスク、ネットワークななどのOSやサーバー、ハードウェア、ネットワーク機器」などのリソース使用状況を監視するものです。
リソースが使用され過ぎている状況ではサーバーに負荷がかかりすぎるためにサーバーダウンを起こしたりすることがあります。
それを防ぐためにリソース状況をグラフなどで表示し、システム障害が起きることを未然に防ぐという効果があります。

SNMP監視

「SNAP」とは「Simple Network Management Protocol」を略したもので、ネットワークの管理目的で利用されるものとなっています。
一般的には、対象の機器に対してOSI参照モデルのプレゼンテーション像(L6)、アプリケーション層(L7)に存在するプロトコルに従って死活監視を行うことを意味しています。
「プロトコル」とはコンピューター同士を通信する際の手順、方法、規格を指しています。

TRAP監視

もしネットワーク機器などでトラブル、障害が起きた場合にはSNMPトラップ(TRAP)を送信することで障害を検知することが可能です。
「TRAP」は監視対象が事前に設定されている機器の情報を定期的に取得する中で、異常を検知した場合にはその異常を通知するという機能を持った監視機能です。
機器の再起動検知、急激な温度上昇などを検知するのに適しています。

接続監視

ネットワークの指定ポートに対して接続を行い、応答があるということを確認するものです。
ネットワークが正常に稼働しているか、性能が低下していないかということを調べることができます。
異常や性能低下をいち早く検知し、担当者に通知をすることで迅速な対応をすることが可能となります。

ログ監視

サーバーからログを定期的に収集し、分析することで異常を検知する監視方法です。
あらかじめログに含まれている文字列やキーワードなどをもとに監視をし、設定したキーワードのログを検知すると通知が出るようになることでシステムの異常を検知することが可能となります。

クラウド情シス担当まとめ

ほとんどの企業で何らかのシステムが使われるようになっている現在では、システム障害が起きる、すぐに復旧できないということは企業の運営に大きなダメージを与えることとなります。
そうしたシステム障害、トラブルを「未然に防ぐ」「迅速に対応する」ということを可能にするのが「クラウド情シス担当」です。
システム監視を低コストで行いたいという場合にはぜひ利用してみましょう。