ZAC Enterpriseとは?

ZAC Enterpriseは、株式会社オロの提供するクラウド型ERPパッケージです。
Webブラウザを通じ、案件・契約・プロジェクト単位で、収支から組織全体の利益管理を一括で行うことができます。
このような特性から、プロジェクト型ビジネスでの需要が非常に高く、代表的な例を挙げると、広告・コンテンツ制作、ソフトウェア・ITサービス、コンサルティング・専門サービス、その他BPOや設備工事といった業界での導入率が高くなっています。
ベンチャー企業から大手企業まで、その数なんと850社と、大変人気を誇っています。
代表的な例を挙げましたが、例えばこのようなお悩みを抱えていらっしゃいませんか?

  • 必要なデータの一元管理で業務を効率化したい
  • 赤字案件・プロジェクトが頻発するため、タイムリーに損益管理をしたい
  • 数ヶ月先の売上・利益を正確に予測したい
  • IPOにも対応できる内部統制を構築したい

このような課題を抱えていらっしゃる場合は、ZAC Enterpriseで解決できるはずです!
本記事では、ZAC Enterpriseの主な機能や人気の理由をご紹介します。
また、記事の最後でZAC Enterpriseの資料をダウンロードできるため、より詳細が気になった方は、是非ダウンロードしてみてください。

ZAC Enterpriseで解決できる課題とは?

ZAC Enterpriseで解決できる課題は、主に、業務管理、プロジェクト管理、管理会計・経営判断の3つの場面に分類されます。

業務管理では…

例えばデータの収集や集計に手間が掛かり、月次決算に時間がかかる、
各申請や承認が紙のままDXが進んでおらず、決済に時間がかかる、
請求漏れや支払い忘れ、二重入力など、業務上のミスが多発する、
未承認の見積や発注が発生するなど、内部統制に不備がある…

ZAC Enterpriseを利用は、仕訳データ自動生成や業務モレアラートといった、月次決算の早期化やシステム統合による業務効率化を実現する機能が備わっており、上記のような課題に対応します。

プロジェクト管理では…

受注前の利益予測や審査が甘いため、赤字プロジェクトが発生している、
案件・プロジェクトごとの収支や社内労務費を正確に把握できていない、
進行中の案件・プロジェクトの仕掛金額を把握できていない、
工数管理・原価配賦など、原価管理に苦労している…

特に多数のプロジェクトを同時に進行することが多い企業では、他のプロジェクト・他部署の内側を把握しきれないため、ミスや負担のカバーもハードになってきます。
ZAC Enterpriseは、プロジェクトを一つのシステム内で一括管理しつつ、各プロジェクトごとに自立して正確に収支や進捗を管理し、可視化することによって、プロジェクトの管理レベルを向上させます。

管理会計・経営判断では…

部門、製品、サービス、クライアントなど、セグメント別の売上や利益が分かりにくい、
営業管理や情報共有の不備により、効率的な営業管理ができていない、
今月、来月、翌四半期など、正確な売上予測ができていない、
役員会議や経営会議で用いる経営レポートの作成に時間がかかる、
採算悪化、昨対割れなどの原因分析ができておらず、経営改善に活かせない…

ZAC Enterpriseには、セグメント別売上・利益予測や、管理会計に基づくレポート作成機能など、経営判断で活かせる便利で信頼性の高い機能が多く備わっているので、データの収集やレポート作成などの手間を、新たな経営戦略を練る時間へと移すことができます。

ZAC Enterpriseの主な機能や特徴は?

ZAC Enterpriseのここが違う!その優位性とは?

ZAC Enterpriseと他の一般的な業務システムとの大きな違いは、「プロジェクトごとの」管理に強みがあることです。
一般的な業務システムは物販システムを想定して作られているため、売上と仕入れが1対1の関係になっている場合が多いです。
一方ZAC Enterpriseは、売上に対して仕入は勿論、外注費、経費、労務費、共通費など複数の原価を紐づけることが可能で、各プロジェクトの管理ニーズに対応できます。
このため、案件やプロジェクトごとの収支管理・原価管理に最適なシステムと言えます。
更に、ZAC Enterpriseクラウド化・パッケージ化されていることによって、サーバー購入費や日々のメンテナンスコストが掛かりません。初期費用・運用コストを大幅に抑えることが可能です。

ZAC Enterpriseの主な機能は?

ZAC Enterpriseは、各機能モジュールの組み合わせにより、プロジェクト管理を実現できます。
仕入・勤怠(工数)・経費データを各プロジェクトごとに集約してコスト管理し、プロジェクト収支のモニタリングを行うことができます。
また、間接費・共通費を配賦基準に応じてプロジェクトに賦課することで、より精度の高いプロジェクト個別原価計算が実現します。
更に、ZAC Enterpriseはクラウドサービスのため、こうした管理状況は、場所を問わずリアルタイムに一元管理することができ、実行予算立案から作業担当者アサイン、収支予測まで、複数プロジェクトの管理がもっとラクになります。
(※プロジェクト管理機能は、販売管理機能に付属する機能です)
こうした特徴から、例えばシステム開発といった、開発プロジェクト管理に最適なソフトとして活用できます。

ZAC Enterpriseの機能モジュール

ZAC Enterpriseは機能モジュール単位で購入・利用が可能で、カスタマイズの相談も対応して頂けるため、購入をご検討の際は是非一度お話を伺ってみてください。

システム共通機能
ZAC Enterpriseにデフォルトで備わっている、全てのユーザーが利用可能な標準機能です。

  • ワークフロー:電子承認による申請・決裁機能を有し、申請・承認ログの管理を行います。
  • アウトプット:事業部別・部門別P/L、売上集計、予実対比など、各種経営レポートの出力機能を有します。

基幹系モジュール

  • 販売管理:見積、売上、請求、売掛金管理、与信管理など、販売業務全体を管理します。
  • 購買管理:発注、仕入、支払、買掛金管理、未払管理など、購買業務全体を管理します。
  • 工数管理:出退勤管理、プロジェクト別工数管理、人的リソース管理、日報管理、休暇管理を行います。
  • 勤怠管理:就業管理、シフト管理、休暇管理、残業管理、労務管理を行います。
  • 経費管理:立替精算・仮払経費・出張経費など、各種経費の申請・精算・支払管理を行います。

情報共有系モジュール

  • 工程管理:プロジェクトに紐づくタスク管理、進捗管理、納期管理機能を有します。
  • 予定表:予定通知・共有、設備予約などのスケジュール管理機能を有します。
  • 文書管理:人事・総務系文書の申請承認、アンケート調査、社内文書管理を行います。
  • コンタクト管理:顧客情報管理、見込客リスト作成など、対応履歴管理を中心としたSFA/CRM機能を有します。
  • 経営モニタリング:経営数値のモニタリング、異常値のアラート、モニタリング指標のユーザー別設定を行います。

オプション機能
ZAC Enterpriseをより便利に活用するために、各機能モジュールと併せて使える各種オプション機能も備わっています。

  • 外部システム連携:既に自社で活用している財務会計システムとの仕訳データ連携、オンラインバンキングへのFBデータ連携などを行うことができます。
  • 駅すぱあと連携:経費精算において駅すぱあとを利用することができるオプション機能です。
  • セキュリティオプション:社外環境からZACを利用することができるオプション機能です。

ZAC連携ソリューション
ZAC Enterpriseとの連携が可能な各種ソリューション・製品もあるので、併せてご覧ください。

  • 財務会計パッケージ:
    ZAC Enterpriseは、システムに入力された売上・仕入・入金・支払・経費などの各種データを、自動的に仕訳データに変換・出力し、財務会計パッケージへデータ連携を行うことができます。
    ZAC Enterpriseは、下記パートナー製品を中心に数多くの製品との連携に対応していますが、記載以外の製品との連携に関しても、是非相談してみてください。
  • 株式会社大塚商会:SMILE BS 会計、SMILE es 会計
  • 株式会社オービックビジネスコンサルタント:奉行V ERPシリーズ、勘定奉行クラウド[個別原価管理編]
  • 株式会社ミロク情報サービス:Galileopt NX-Plus、MJSLINK NX-Plus
  • スーパーストリーム株式会社:SuperStream-NX

  • ZAC連携 BI・帳票作成・データ連携ソリューション:
    ZAC Enterpriseは企業内の様々なデータを蓄積し、独自要件のレポーティングやデータ活用を行いたい場合、また、お使いのシステムとデータ連携を行いたい場合、下記パートナー製品との連携でご要件に沿ったご提案をして頂けます。是非相談してみてください。
  • 株式会社ラクス:楽楽明細
  • デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社:xoBlos
  1. シングルサインオン:
    シングルサインオン機能を利用することで「複数サービスのパスワード管理」や「情報漏えいリスク」を減らすことができ、ZAC Enterpriseをより快適・安全に利用できます。
    ZAC EnterpriseのSSO機能を利用することで、例えばMicrosoft 365などのグループウェアの認証サーバーにログインするだけで、ZAC Enterpriseにもログインできるようになります。
    社員にとってはサービス毎に異なるID・パスワードを管理する手間がなくなるというメリットがあり、インフラ部門や情報システム部門にとっては、社員の入退社に伴うアカウント整備の手間を削減できるといったメリットがあり、非常におすすめな機能です。
    一方、簡単なパスワード1つを使いまわした結果情報漏えいするのではないかという心配もあるのではないでしょうか。
    SSOを活用し、十分な長さをもつパスワード1つを管理することで、セキュリティの強化に繋がります。また、「パスワードを忘れてしまった」という事態も防ぎやすくなります。
    なお、SSOではシステム間がアカウントで紐づけられるので、システム内の機密情報をシステム外に登録する必要はありません。

    ZAC EnterpriseのSSO機能が対応するプロトコルはこちら
    • SAML2 ( HENNGE One / CloudGate UNOなど )
    • OAuth2 ( Google / Facebookのみ )
    • WS-Federation ( AzureAD (Microsoft 365含む), ActiveDirectory (ADFS) など )

プロジェクト別の収支管理機能

このように、ZAC Enterpriseはプロジェクトごとの管理を手厚くサポートする機能が整っている上に、クラウド型ということで、運営も簡単、コストパフォーマンスも良いという強みがあります。
事業内容や会社の規模に関係なく、プロジェクト型ビジネスを中心に行う企業様には特におすすめなサービスです。

この記事を読み、ZAC Enterpriseの詳細が気になった方は、是非こちらから資料をダウンロードしてみてください。