「ヒートマップツール」はサイトを訪問した人がホームページを構成しているそれぞれのページにおいて、どういった行動をしているかということを色で表現することができるツールです。
こういったサイトを訪問したユーザーの動きを分析するツールは他にも色々とありますが、このヒートマップツールでは分かりやすく「色」で表現してくれるので、専門的な知識がなくても見ればわかるようになっているという特徴があります。
具体的には、このツールを使うことでユーザーのマウスの動きを把握することができるようになり、可視化できるようになります。
マウスがモニター上でどう動いているかは、ユーザーがどの部分を注目して見ているかということにもつながりますので、サイトのどの部分がユーザーの関心を集めているかがわかるようになるのです。
こうしてユーザーの動きを色でわかりやすく表現し、ユーザーの行動を分析しやすくすることができるのがヒートマップツールなのです。
近年自社でサイトを開設する企業が増えています。
しかし、重要なのはサイトを開設するということではなく、どういった人が訪れているのか、いつ訪れているのか、サイトを訪問してどういった動きをしているのかということを分析することです。
それを可能とするツールは色々とありますが、ここでは分かりやすく色で表現される「ヒートマップツール」について触れていきます。
ヒートマップツールの導入メリットや基本機能、選定ポイントなどについて紹介していきたいと思います。
ヒートマップツールに関する資料もご紹介しておりますので、是非一度ダウンロードしてみてください。
ヒートマップツールの基本機能
ヒートマップツールには色々な機能があるのですが、どのサービスでも基本的な機能は変わっていません。
そこでここではヒートマップツールの基本性能について紹介していきます。
熟読エリア特定機能
ヒートマップツールのもっとも重要な機能とされているのが熟読エリア特定機能です。
訪問したユーザーがよく閲覧している部分を「赤」、あまり見ていない部分を「青」に色分けするヒートマップです。
どの部分がユーザーの注目を集めていて、どの部分が興味を持たれていないのかが分かりやすく色分けされるので、注目されていない部分の改善などに役立ちます。
サイトの内容を変更する前と後で比較することで、的確な効果が出ているのかを判別することも可能です。
終了エリア特定機能
ページがスクロールすることで下の部分も見ていくことができる場合がありますが、この機能ではユーザーがページのどの部分までを表示して閲覧するのを終了したのかを判別することが可能です。
ページの最初の部分が赤で、徐々に青に近づいていきますので青色になっていくほど閲覧者数が減っているということになります。
そのため、閲覧者が減っている部分の内容を改善するということが可能となります。
特に縦長のページを利用している場合に有効的な機能だと言えます。
クリックエリア特定機能
こちらはどの部分でクリックしたかを判別する機能です。
リンク先や画像、文字などを指定することもできるので、どういった部分でユーザーがクリックをしているかということがわかるようになっています。
ヒートマップで色が濃くなっている部分は、ユーザーがそれだけそこでクリックをしたということになります。
マウス動作特定機能
サイトを訪問したユーザーがサイト上でマウスをどのように操作したのかが判別できる機能です。
サイトにおいて、ユーザーのマウスがどのような動作をしているのかは非常に重要なポイントとなります。
それだけユーザーの注目を集めているということになる部分です。
また、複数のユーザーの動きを同時に見ることもできるので、サイトのページでのユーザーの閲覧行動を比較もしやすくなります。
ヒートマップツール導入のメリット
ヒートマップツールを導入することで多くのメリットがあります。
ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。
直帰率を減らし、滞在時間を延ばす
ヒートマップツールを利用することで、サイトの中でユーザーが興味を持っていない部分が分かりますので、その部分を改善することで直帰率を改善することができます。
また、サイトの情報をユーザーに届けていくためには、サイト上に長い時間いてもらう必要があります。
ヒートマップツールを利用することで、ユーザーが興味を持っている部分を伸ばし、その部分をさらに強化することが可能となります。
商品購入率、CVRを向上させることができる
サイトを通じて自社の商品の購入を勧めている場合などには、その購入率を向上させていくことが求められます。
その中で「CVR」とは商品の購入などに至る確率を表す言葉となっています。
ヒートマップツールを利用することで、サイト上のどの部分にユーザーが注目しているかということがわかりますので、ユーザーがクリックしやすい位置に「購入する」というアイコンを設置することができます。
結果的に商品購入率、CVRを大きく向上させることができるでしょう。
SEO効果も向上させることができる
近年こういったサイトは検索されやすくするためのSEO対策がとられることが増えています。
ヒートマップツールを利用してユーザーの訪問数、閲覧数、滞在時間などを増加させていくことができれば、検索エンジンから良いサイトだと評価されやすくなり、SEO効果も高いものを得られることとなります。
改善案を出しやすくなる
サイトをより良いものに改善しようとしても、どこを改善すればよいかわからない、改善することがどういった結果につながるかがわからないということがあります。
そのため、改善したいと思っても、顧客や上司に対して説得力のある改善案が作りにくいということとなります。
しかし、ヒートマップツールを利用することで、わかりやすいデータを出すことができるので、説得力のある改善案が出せることとなります。
ヒートマップツール導入時の注意点
ヒートマップツールを導入すると多くのメリットがあるのですが、導入時にはいくつかの注意点があります。
そこでここではそういった注意点について紹介していきます。
ツールではピンポイント分析しかできない
ヒートマップツールを利用することで、そのページの分析を行うことができるのですが、基本的にはページごとの分析となるため、ページ数が多いサイトなどを全体的に改善するには時間がかかります。
サイト全体を改善しようとしている場合は、サイト全体を分析できるようなツールを利用した方が早い場合があります。
ただ、ヒートマップツールを利用して1つずつページを改善していくことは可能です。
導入するにはコストがかかる
こういったツールを導入する際にはコストがかかります。
導入時には設置費用、導入費用、契約料などの費用がかかりますし、クラウド型の場合は毎月の月額使用料やサポート費用がかかってくることとなります。
もちろんコストをかけてもそれ以上の効果があるのであれば問題ありませんが、それに見合った効果が期待できない場合には単純に負担が大きくなるだけということもあります。
担当者の負担が増大する
ホームページなどを管理するにはある程度専門的な知識が必要となりますし、時間や手間もかかることとなります。
また、こうしたツールを使いこなすためのスキルも必要となるので、それらを備えている担当者は負担が増えてしまうということもあります。
ヒートマップを比較する際に抑えた方が良いポイント
ヒートマップツールには色々な種類があるので、どれを選べば良いかわからないということがあります。
そこでここではヒートマップツールを選ぶ際のポイントを紹介していきます。
自社の問題点を改善できるツールを選ぶ
ヒートマップツールはサービスごとに備わっている機能が違っているため、どういった目的で導入するのかによって結果が違ってきます。
ユーザーのマウスの動きなのか、終了した場所なのか、クリックした場所なのか、どういった分析をしたいのかによって利用するべきツールが違ってきます。
自社の目的、ニーズに合った機能を持っているツールを選ぶようにしましょう。
ツールの性能、分析データ量、データの保持期間などを調べておく
ツールによって、分析できるデータ量やデータの保持期間が違っています。
性能が高いもの、データ保持期間が長いものになるほど利用料金も高くなっていきますので、どれだけのデータを処理したいのかによって選ぶべきツールが変わってくることとなります。
性能と予算のバランスを考えて選ぶと良いでしょう。
ヒートマープツールに関する資料のご案内
ここまでヒートマップツールに関するメリットや注意点を紹介していきましたが、
ここからはヒートマップツールに関する資料をご案内していきます。
もし興味のある資料があれば是非ダウンロードしてみてください。
ヒートマップをより効果的に利用するには
ヒートマップツールを導入すると、その性能を最大限に活かしたいものです。
例えば、社員研修を事前に行うという方法があります。
ツールを導入して困るのが、「使いこなせない」「使える社員が少ない」ということです。
せっかくのツール導入ですので、事前にしっかりと社員研修を行い、性能を使いこなしていくということが重要です。
また、他のツールと連携するということも重要です。
Web解析ツールやA/Bテストツールなどと連携して使用していくことで、より効果的にヒートマップツールを利用していくことが可能となります。
連携できるツールは連携して利用するようにしましょう。
サイト解析の必須アイテム【ヒートマップ】圧倒的コスパと使いやすさ！全録画可能！ | エクスチュア株式会社
「CVを上げたい」「データ分析にかかる時間とコストを減らしたい」「ユーザーの具体的な行動が分からない」「HPが期待通りに機能しているか知りたい」「そもそも分析ツールって何？必要？」そんな悩みや疑問を抱えていませんか？
mouseflowはサイト分析の為のツールです。mouseflowはwebページ内でのユーザーの行動を全て把握します。膨大なデータから必要な欲しいデータのみを抽出し、分析にかかる膨大な時間とコストを減らすことができます。
セッションリプレイとヒートマップを共に搭載したツール内で世界No.1のシェアを誇っています。そして世界中で約15万社以上が使用しています。
ヒートマップツールのような分析ツール、それ自体は珍しくありません。ただそれを使いこなせるかは別の話です。mouseflowは日本語対応で、操作も簡単で誰でも使いこなすことが可能です。
【こんな方にオススメ】
・web経由でのCVを上げたい
・HPの最適化を行いたい、より良いものにしたい
・webを効果的に活用できるようになりたい
・サイト分析の時間とコストを削減したい
【特徴的な５つの性能】
・セッションリプレイ（全録画）
mouseflowは各ユーザーの動きを全て把握することが可能です。CVに至ったユーザーの利用動向や、CVに至らなかったユーザーの動向やストレスに感じていたポイントを見つけることができます。
・ヒートマップ
mouseflowはページ内でユーザーが行った行動を統計としてヒートマップ化します。クリック、ムーブメント、スクロール、アテンションの4種類のヒートマップを提供します。これによってユーザーがどこに関心を寄せているのか、あるいは何がＣＶの妨げとなっているかがわかります。
・ファネル
mouseflowはキーとなる重要なジャーニーやプロセスを分析できます。サイトにはそれぞれＣＶにいたる有効な導線が存します。その導線を分析することでCVRを向上させます。
・フォーム解析
mouseflowはユーザーのフォーム入力を監視し、各項目の入力率や離脱率を表示します。また、離脱したユーザーの行動も確認できるので、問題行動が具体的に把握できます。
・フィードバック
mouseflowは簡単にサイトを訪問したユーザーへのアンケートを作成・表示し、さらにアンケート内容の分析もできます。これによって訪問したユーザーから生の声を聴くことができます。
ヒートマップツールまとめ
ヒートマップツールは利用することでサイトを訪れたユーザーがどのようにサイトで行動しているかを知ることができます。
分かりやすく色で表現してくれるので便利なものとなっています。
ぜひヒートマップツールを導入して、より魅力的なサイト作りに活かしていくことをおすすめします。
まだ導入していない場合は無料体験版やトライアル版などを使って、自社でどのように利用できるかを試してみると良いでしょう。