ファイル転送とはネットワークを経由して、ほかのコンピューターにファイルを送信することを指します。ファイルの転送には、FTP(File Transfer Protocol)が利用されることが多いとされています。
本記事ではファイル転送を可能とするファイル転送サービスのご紹介やファイル転送の注意点、ファイル転送サービス利用のメリット等を解説していきます。

ファイル転送サービスとは

ファイル転送サービスは、ファイルの送信に用いるサービスです。大容量のファイルを送付する際に有効活用されています。
ファイルを送付する側が指定のサービスにファイルをアップロードし、受信者にファイルが格納されているリンク先を通知することが出来ます。メールにはリンクやパスワードが設置されており、そのURLからファイルを確認することが可能となります。

ファイル転送サービス比較おすすめ

ファイル転送サービスとは何かと開設をしてきましたが、ここからがおすすめのファイル転送サービスをご紹介します。興味のあるファイル転送サービスがありましたが是非資料をダウンロードしてみてください。

企業間ファイル転送サービス GigaCC OKURN(オクルン) | 日本ワムネット株式会社

GigaCC OKURNとは:ファイル転送だけシンプルに利用したい方向けの、ファイル転送特化型サービス

ファイル転送に最適な機能のみを標準搭載し、利便性とセキュリティを両立した、ファイル転送サービスです。

■想定外の超過料金発生なし。大容量ファイルの転送にも対応
ID課金のため定額で運用することができ、通数課金サービスのように想定外の超過料金が発生することがありません。オフィス環境で必要とされる、様々な大容量ファイルを簡単・セキュアに送信することができます。

■GigaCCシリーズの高いセキュリティと利便性を継承
純国産、企業向けファイル共有・転送サービスとして、15年以上の歴史と多くの実績を誇るGigaCCシリーズ。
GigaCC OKURNは、これまでファイル転送シーンで利用されることが多かった機能を標準搭載しています。必要機能だけ揃っているため、シンプルに使用することが可能です。

●ヒューマンエラー防止のための管理機能
・URL無効化
・送信済みファイルの自動削除
・宛先制限(オプション)
・承認ワークフロー(オプション)

●セキュリティ・トレース対策機能
・パスワードポリシー設定
・認証パスワード必須化
・履歴ログ管理
・ZIPパスワード強制暗号化(オプション)
・全件バックアップ(オプション)

●安心・安全なサービス運用
・国内データセンター
・認証取得
・通信経路暗号化
・サーバ内暗号化
・日本~中国/ASEAN地域間通信の安定化(オプション)

https://cloud.media-radar.jp/detail789.html

DirectCloud-BOX製品カタログ | 株式会社ダイレクトクラウド

DirectCloud-BOXの製品カタログとなります。

法人向けオンラインストレージDirectCloud-BOXは、高い耐久性とセキュリティを備えたクラウド環境で、自社内や拠点間でのファイル共有、大容量ファイル転送を安全かつ手軽に実現できるユーザー数無制限のオンラインストレージです。

https://cloud.media-radar.jp/detail518.html

メディアシェルフ | チェックフィールド株式会社

■メディアシェルフとは
650MBまで送れる!大容量ファイル転送サービスです
書類や画像、動画ファイルなど、メールに添付することができない数十メガの大容量ファイルを送りたいときは、「メディアシェルフ(mediashelf)」をご利用ください。一度に650MBまで送れます。

一般的にファイルを添付メールで送る場合、送受信できるファイルサイズの上限が2~5MB程度です。自分が添付メールを送信できても、受取人のメールボックスの容量や、プロバイダの送信制限により受信できない場合があるためです。
そのため、大容量のファイルを送信する場合は、メールを分割して送ったり、MOやCD-Rなどのメディアに一度保存し、郵送やバイク便などの従来の手法をとる必要があります。
こうした現状を踏まえチェックフィールドではメールソフトを使用することなく、ブラウザから簡単にファイルを転送できる「メディアシェルフ」のサービスをご提供しています。
使い慣れたブラウザでの操作ですので、アップロードが簡単です。ダウンロードのお知らせもメールで相手に自動的に通知されます。
セキュリティについては、発行されたIDおよびパスワードにより、安全・快適にファイルの転送ができます。128ビットSSL技術により高度暗号化されたファイルアップ・ダウンロードシステムを採用しておりますので、第三者にファイルが盗聴・改ざんされる心配もありません。

https://cloud.media-radar.jp/detail1538.html

Bizストレージ ファイルシェア | NTTコミュニケーションズ株式会社

NTTコミュニケーションズの法人向けオンラインストレージ。クラウドで仕事のファイルや大容量の写真・動画を安全にファイル転送。暗号化・IPアドレス制限などの高いセキュリティ。無料トライアルOK・初月無料で最大10000ID・1TB。コスト削減にもおすすめ!

<特長1 簡単・便利>

・専用ソフト不要

・Webブラウザーとインターネット環境があればすぐにご利用開始できます。
・取引先への導入もスムーズです。

・IDを持たない相手とも大容量ファイルを送信・受信

・ID保有者でフォルダーを作成してファイル共有

・部署単位やプロジェクト単位でフォルダーを作成し、メンバー同士でファイル共有することができます。

・スマホでいつでもファイルの閲覧

・日本語画面と英語画面が選択可能

<特長2 安心>

・お客さま専用のURL、画面で安心・快適に

・充実したセキュリティ機能

・アップロード/ダウンロード時のウイルスチェック。最長256bitの暗号化通信(EV SSL証明書)。サーバー上ではファイルは自動的に暗号化されて保存。その他、ユーザーアクセスに関する充実のセキュリティ機能が満載です。

・NTT Comの国内データセンター

・耐災害性に優れたビルにおいて充実した設備とセキュリティを確保。複数台ストレージに同時バックアップ、システム冗長化、24時間体制のシステム監視は国内データセンターだからこそ!インターネット環境は国内最大級のOCNバックボーンへ直結し安定運用を支えます。

・効率的なディスク利用をサポートする機能が充実

<特長3 経済的>

・月額料金固定でバイク便などのコストを削減

・充実したシステム管理者機能

・1Gバイトで最大1,000ID、1Tバイトで最大10,000IDまで作成可能。ユーザーID/パスワードの一括削除など、充実したシステム管理者機能でサポートします。

・無料トライアルでお申し込み前にご確認

・サービス開始月無料

・スモールスタートで利用開始、容量追加も2営業日以内に対応。

https://cloud.media-radar.jp/detail253.html

企業間ファイル転送・共有サービス「GigaCC」 | 日本ワムネット株式会社

GigaCC ASPは、実績トップクラスの純国産、企業間ファイル転送・共有サービスです。

大容量ファイルのセキュアな送受信、社内外でのファイル共有、業務フローの効率化や自動化など、エンタープライズのファイル活用に適した機能を網羅しています。また、スモールスタートから全社利用まで幅広い規模で利用できます。

<国内開発、国内運用、日本企業に最適化された各種機能>
国内で開発され、国内のデータセンターで運用でされる純国産ソリューションであり、承認ワークフローなど日本企業の業務フローにマッチした環境を構築することが出来ます。

<高セキュリティを確保しつつ、業務効率を向上>
ポリシーに合わせたパスワード設定、ウイルスチェック、不正アクセス防止など、企業利用を想定した数々のセキュリティ機能を搭載。さらに、業務効率向上、コミュニケーション促進、グローバル活用などに適したさまざまな機能をラインアップしております。

https://cloud.media-radar.jp/detail435.html

ファイル転送サービス無料一覧

無料で活用できるファイル転送サービスも存在します。
場合によっては登録を必要とするケースもありますが、全て安全にご利用いただけます。
お試しで利用したい場合には是非ご検討ください。

GigaFile(ギガファイル)便

「GigaFile(ギガファイル)便」は株式会社ギガファイルが提供するユーザー登録不要で利用可能な無料のファイル転送サービスとなります。1ファイル300Gまでのファイルを容量無制限で送信が可能です。アップロード後のファイル保持期間は最大100日間までとなります。

データ便

「データ便」は株式会社ファルコが提供する最大500MBまで無料で利用できるファイル転送サービスです。無料で会員登録を行うことで容量が最大2GBまで増加し、追加機能を活用することが可能です。
パスワード設定やダウンロード通知も可能です。
なお、有料プランも存在しており、専用サーバが完備され容量無制限で利用できます。

firestorage

「firestorage」はロジックファクトリー株式会社が提供する会員登録しなくても利用できる無料オンラインストレージです。会員登録した場合、ファイルの削除やダウンロード確認などの機能を活用できます。1ファイル最大2GB、同時に20ファイルのアップロードに対応します。

Google ドライブ

Google ドライブはファイル転送サービスと同様の活用が可能となっております。Google アカウントを作成する必要はありますが、個人でも無料で 15 GB までストレージの利用が可能です。
Google ドライブは 5 T までファイルを共有も可能ですが1 日あたりのアップロード上限が 750 MB となっています。
大容量のデータを送る際には別のファイル転送サービスの利用を検討ください。

ファイル転送サービスの安全性は?

こうしたサービスを利用する際に気になるのはやはり「安全性」「セキュリティ面」です。
まずはファイル転送サービスの安全性について紹介していきます。

暗号化することが可能

重要なデータを扱うことが多い法人企業ではセキュリティを重視する必要があります。
こうした企業のファイル転送サービスではデータ転送時の通信経路がSSL化されているものを選ぶと良いでしょう。
通信をSSLによって暗号化することで、ファイル、送信元アドレス、送信先アドレスなどの通信経路での情報の漏洩、データの改ざんなどのリスクを減少させることができます。
同様に通信経路だけでなく、データを保管するファイルも暗号化されていることが重要となります。
ファイルが暗号化されていることで、サーバーが不正サクセスを受けたとしても中のデータを守ることができます。

ウイルスチェックも可能である

ウイルスに感染しているファイルを相手に転送した場合、送信先のパソコンやスマホなどにもウイルスが感染する可能性があります。
そのため利用者がファイルをアップロード、ダウンロードする際にはウイルスチェックを行うことができるファイル転送サービスであれば安心です。
この際のウイルスチェックは常に新しいものが自動更新できるものがおすすめです。
これらの機能によってファイル転送サービスの安全性を高めることができるのです。

ファイル転送サービス導入時のメリット

ではこうしたファイル転送サービスを利用するのにはどういったメリットがあるでしょうか。
ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。

大きい容量のデータを送ることができる

ファイル転送サービスを利用するもっとも大きいメリットがこれだと言えます。
データの容量が大きすぎるとメールに添付できない、送信や受信が重くなりすぎて時間がかかるということがあります。
USBメモリなどにデータを入れると、そのメモリを物理的に郵送する必要があります。
これは時間がかかるだけではなく、紛失や盗難の危険性もあります。
ファイル転送サービスを利用すれば数十MBの大容量のファイルでも簡単に送信することができるだけではなく、高画質の画像や動画データなどでも容易に送ることが可能です。

安全性を高めることができる

データを送信する際には大容量のものを送ることも重要ですが、「安全に送る」ということも重要になってきます。
ファイル転送サービスではセキュリティ対策がなされていることからファイルを安全に送ることができるのです。
法人企業の中には重要なデータを共有する、送信するためにファイル転送サービスを利用しているということもあります。

ファイル転送サービスの注意点

導入、利用することでメリットの大きいファイル転送サービスですが、利用する際にはいくつかの注意点もあります。
ここではそれらの注意点について紹介していきます。

サービスによってはセキュリティに不安も

有料サービスではセキュリティ対策がしっかりとなされていることが多いのですが、無料サービスの中にはセキュリティ面で不安なものもあります。
システムとしては一時的にファイルをインターネット上にアップロードする形になるので、セキュリティ対策がなされていないと情報の漏洩などの危険性があります。
中には運営サーバーが海外にある場合もありますので、セキュリティ対策がしっかりとなされていることが重要となります。

履歴が残らない場合も

ファイル転送サービスではそのシステム上、利用履歴を見ることができません。
そのため、ファイルを送信しても相手側がダウンロードをしたのかがわからない、確認されたがわからない、ということがあります。
ただ、オプションでダウンロード通知機能などを付けることができる場合もありますので、必要に応じて付けるのも良いでしょう。

ファイル転送サービスの効果的な活用・利用方法

ファイル転送サービスを効果的に活用していく、利用していくためのポイントを紹介していきます。

容量と速度に注意する

ファイル転送サービスの主な機能は大容量のデータを送ることができるというものです。
そのため、「どれくらいの容量を送れるか」「転送速度はどれくらいか」ということが重要となります。
自社が利用する場合を想定して、どれくらいのものが必要になるかを確認してから導入すると効率的に利用することができるでしょう。
無料体験やトライアルなどを利用するとそれらを確認することができます。

利用環境に対応していることを確認する

ファイル転送サービスは日常の業務でも活躍するものですが、特に在宅勤務、テレワークの増加によって注目されたサービスでもあります。
自宅にいる社員、外出先の社員とデータを共有することができることが人気となったのです。
しかし、ファイル転送サービスの中には利用環境が制限されているものもあります。
使用する端末ができるだけ多く対応しているもの、スマホでも普通に利用できるものを選ぶことでより効果的に利用することが可能となります。

必要な機能を選んでいく

ファイル転送サービスには元から利用できる基本的な機能と、オプションで付けることができる有料の機能があります。
もちろん機能を多く付けた方が利用しやすくなることが多いのですが、それだけ費用がかかることとなり、コストパフォーマンスが悪くなることもあります。
ただ機能を多く付ければ良いというものではなく、自社に必要な機能を的確に選んでいくことが重要だと言えます。
導入時にサービス運営会社に相談してみるのもおすすめです。

信頼できる運営会社のサービスを選ぶ

ファイル転送サービスは直接重要なデータを扱うサービスであることから、「信頼性」が重要となります。
信頼と実績がある運営会社のサービスを利用しているということは、それだけ取引先などへも安心できる材料となります。
信頼できるサービスを利用していることで、自社が信頼できる企業だと認められやすくなるのです。

ファイル転送サービスの主な機能

ファイル転送サービスには「大容量のデータを送る」という主な機能の他にも重要な機能が備わっています。
中にはオプションで付ける必要のものもありますが、主な機能としては以下のようなものがあります。
・ダウンロード履歴、送信履歴が管理できる
・ダウンロード通知機能
・ファイル転送時の送信内容確認と承認を必要とする機能
・送信先の制限機能
・ウイルスチェック機能
・送信したファイルにアクセスできる期間を設定する機能
・パスワードによるアクセス制限をかける機能
こうした機能をうまく使うことで、さらに効率的にファイル転送サービスを利用していくことができるでしょう。

ファイル転送サービスまとめ

画像や動画データを利用することが増えてきている最近ではデータ容量が大きくなりやすい傾向があります。
こうしたデータを送信する際に役立つのがファイル転送サービスです。
「大容量のデータを送ることができる」「安全にデータを送ることができる」というファイル転送サービスをうまく活用して業務効率を上げていきましょう。