チームワークがビジネスにおいて重要な役割を果たしています。
会社の業務効率を向上させるためには、さまざまなツールを導入したりすることが実施されていますが、実はそれよりも「チームワーク」が重要となる場合が多くあります。
企業運営については1人ですべてを行うということはまずありません。
多くの従業員がそれぞれの役割を果たしながらチームとして行動するのが組織なのです。
そこでここではビジネスにおけるチームワークの重要性とチームワーク向上が必要な理由について紹介していきたいと思います。

ビジネスにおけるチームワークとは

チームワークとはその名前の通り、「team」と「work」を日本語で表現したものとなっており、直訳すれば「集団で行う仕事、作業」ということになります。
そこから発展してビジネスにおけるチームワークとは「チームに所属しているメンバーが、同じ目標を達成するために共同作業を行う」という意味になります。

「チーム」に似た言葉として「グループ」というものがありますが、これは組織行動学においては違うものとして判別されています。
もっとも違う部分は集団目標に対しての認識です。
「グループ」はある目的のために集まった単なる集団であり、集団目標の有無は問いません。
全体の成果は、個々のメンバーが発揮した能力を合計したものという考え方となっています。

それに対して「チーム」はメンバー全員が共同体として一貫した方向性の下、同じ目標を目指して活動するものです。
個人が相互に影響し合い、相乗効果を高めながら大きな成果を生み出していくことが特徴です。各自の能力で解決できない課題も、チームの総合力でクリアしていくことが期待できます。

つまりビジネスにおけるチームワークとはチームに所属するメンバーが同じ目標を達成するために行う共同作業や協力体制のことを指しています。
優れたチームにはリーダーシップを発揮する人、フォロワーシップを発揮する人がバランスよく配置されており、それぞれの持っている能力を出し合うことでさらなる向上効果が期待されるものとなっています。
チームのメンバーがそれぞれに強みを出して、お互いの弱点を補うことで力を最大化させていくことが可能となるのです。

チームワークがビジネスにおいて重要視されている理由

近年さまざまな理由によってチームワークがビジネスにおいて重要視されています。
その理由を順に紹介していきます。

早い判断と高い生産性が求められている

IT化が進み、企業を取り巻く環境が変わってきていることで、物事に対して「素早い判断」「高い生産性」が求められるようになっています。
技術の高度化、複雑化に対応していくためには従業員の個人の能力だけで対応していくのは難しいものとなっています。
それぞれが持つ専門性や感性、個性などを結集してチームとして対応することで素早く正しい判断、高い生産性につながる判断ができるようになるのです。

ビジネスモデルが複雑化している

ビジネスのグローバル化が進み、それに伴って技術の進歩もとどまるところを知りません。
同時にビジネスにもさまざまな価値観や観点、思考が求められるようになっています。
そのためにはさまざまな価値観を持つ人を結集していくことが必要となるのです。
しかしそれぞれの価値観や個性がバラバラな状態では力を発揮することはできません。
お互いの考え方や個性を尊重しながらチームとして総合的に物事に当たっていくことが重要なのです。

複数で考えることの相互作用が求められている

ビジネスサイクルが短縮化、複雑化している中で判断の素早さとともに多様化に対応する新しい発想が求められています。
しかし、個人が考えるアイデアには限界があり、そのアイデアを精査、発展させることも個人ではできません。
そんな際にチームで話し合い、そのアイデアを発展させていくことが求められているのです。
新しいアイデアを生み出していくことこそチームワークの真価と言えるでしょう。

チームワーク向上の為に大切なこと

企業のチームワークを向上させていくためにはいくつか押さえておきたい重要なポイントがあります。
ここではそれらを紹介していきます。

目標、ビジョンをはっきりとさせる

チームワークを向上させて結果を出していくためにまず行うべきことは「目標の設定」「ビジョンの明確化」ということです。
どういった目標に向けてみんなは行動していくのかということをはっきりさせて、それをメンバーで共有していくことでブレることなく目標に向かうことができます。

それぞれの役割を明確化する

チームとしてしっかりと成果を出していくためには、それぞれのメンバーが果たすべき役割を明確にしていくことが必要です。
個人が責任を持って担当している業務を行っていく上で、どういった役割を果たしていくのかをメンバーで共有していくことがチームとしての成果を出すことにつながります。
また、それを行う上で課題や問題点がある場合は、それも明確化して個人が業務を行っていく妨げにならないようにしなければいけません。

コミュニケーションを円滑にして発言しやすい環境にする

チームワークを向上させていく上でメンバー同士が活発にコミュニケーションをしていくことが重要です。
コミュニケーションを通して、メンバーそれぞれが意見を出しやすい環境にしていくことが必要なのです。
ただ、意見を自分勝手に主張するだけではなく、チームとしてのまとまりや協調性を踏まえた上での情報共有を意識していきましょう。
こうして年が下である、社歴が下であるといった立場のメンバーでも積極的に発言しやすい環境を作っていくことが重要なのです。

リーダーシップ、フォロワーシップを発揮する

チームの目標を達成するためにメンバーを一致団結して進めていくのがチームのリーダーです。
それぞれの行動をサポートしながらも他の部署や部門、上司などとの調整も行います。
個人が行っている業務の状況を客観的な視点から管理し、メンバーがスムーズに業務にあたっているかどうかを見ていきます。
また、メンバーの中で対立が起こっていないか、不満を持っているメンバーがいないかも合わせて確認していきます。

そしてそれらをリーダーにすべて任せておけば良いということではありません。
そうしたリーダーを支え、リーダーにトラブルがあった時にはそれをフォローして動くというフォロワーシップも必要となります。
そのためには「リーダーに任せておけばよい」「だれかがやってくれる」という考え方ではなく、常に周囲にアンテナをはって、何かあった時に対応できるような意識を持っていくことが重要です。

チームワークを高めるメリット

チームワークを高めていくにはさまざまなメリットがあります。
ここではそれらのメリットを順に紹介していきます。

一人では難しい大きな目標を達成できる

一人では大きな目標を達成するのが難しいという場合でも、チームとして協力して対応することで大きな目標を達成することができるということがあります。
同じ目標を達成するためにチームメンバーが力を出し合うことで、個人では出せない力を出して目標を達成することが可能となります。
また、そうして目標を達成していくことで、さらに大きな目標を設定することができるようになるので、会社としてのメリットにもつながっていきます。

メンバーのモチベーション向上が期待できる

チームとしてメンバー同士でそれぞれの個性、能力、感性などを評価しあうことができることで、「他者に認められる」ということが期待できます。
それはメンバーのモチベーションの向上にもつながることでもあります。
モチベーションが向上して仕事に当たることで、組織、会社に対してのロイヤリティが向上し、それが会社への満足度を高め、離職率を低下させることにもつながります。
また、モチベーションを持って仕事をすることは、個人のパフォーマンスをアップさせることにもつながっています。

組織力、組織の対応力を向上させることができる

チームワークを高めることで、メンバーの意識や満足度、パフォーマンスを高めることが期待できるだけでなく、変化の激しいビジネス環境にも対応することが可能となっていきます。
メンバーそれぞれが刺激しあい、影響を与えることがチームとしての総合力を向上させていくことができるのです。
そしてそういったメンバーは離職する可能性も低くなりますので、組織としても強い組織になっていきます。

情報の共有化ができる

情報化が進む近年では、会社内でも情報の共有化が完全に構築されていないことがあります。
そのため顧客情報などの情報が部署や部門それぞれに点在しており、業務の効率化ができていない場合があるのです。
しかしチームワークが高まっているチーム、職場では情報共有が活発に行われています。
情報がリアルタイム化することで、迅速で正確に分析と判断をすることが可能となるのです。
こうした対応をしていくに当たっては情報の共有化は必須とも言えます。

チームワーク力が高い人の特徴とは?

「チームワーク力」が高い人というのはどういった人なのでしょうか。
ここではチームワーク力が高い人の特徴を順に紹介していきます。

協調性を意識している

チームワークを高めていくためには協調性は必要不可欠なものとなります。
自分ができること、できないことを客観的に判断することができれば、
・他の人のサポートができる
・他の誰かの協力をあおぐことができる
・その場の状況に応じて対応できる
・その場の状況で自分がするべき行動がわかる
ということにつながっていきます。
単純に「他の人に合わせる」という意味ではなく、「チーム全体の状況を把握して行動する」ということが協調性なのです。

自分の長所や短所を把握している

チームとして動いていく際に力を発揮できる人は、
・自分の長所や短所
・自分ができること、できないこと
・自分が得意なこと、技術
など自分のことをとにかく理解しています。
理解していれば、自分が得意な仕事をメンバーから積極的に引き受けることで、リーダーやほかのメンバーがコア業務に集中できる環境を生みだすことにつながります。
逆に自分が不得意な仕事に関しては、その仕事が得意な人に助けを求めて、必要以上に悩む時間、作業する時間を削減することができます。
このように、自分の強み・弱みを正しく把握することで、チーム全体の生産性を上げることにつながっていくと言えるでしょう。

チームワーク力をつけるには

近年ではチームワーク力を高めるためのツールが数多く用意されています。
古くからあるところでは「書籍」がありますし、最近では「インターネットサイト」「動画」などもあります。
こういったもので個人学習することでもチームワーク力を意識することはできます。
ただ、実際には現場で学ぶことが多いとも言えます。
その状況で判断する、思考する、ということが力を向上させていくことが多いからです。

こうした実践的な力、スキルを身につけるためには外部機関を利用するという方法もあります。
ビジネススクールなどでは「組織行動」「チームワーク力」「リーダーシップ」などについての講座が用意されています。
まだチームを組んでいない、リーダーではないという人も、いざ選ばれた際にすぐに力を発揮できるための準備として活用されているのです。
こうした講座では必要な知識を学ぶだけではなく、実際にそこで疑似チームを組んで実践的な指導が行われることも多くなっています。
チームワーク力を鍛えていくという方法はさまざまなものがありますので、実際に体験してみることを意識して行っていくと良いでしょう。

チームワークを高めるサービスのご紹介

ここまでビジネスにおけるチームワークの重要性をまとめてきましたが、
ツールやサービスによってもチームワークを向上させることが可能です。

クラウドレーダーに掲載されているチームワークを向上させるサービス資料をご紹介いたしますので、興味がある資料があれば是非ダウンロードしてみてください。

RECOGご案内資料 | 株式会社シンクスマイル

RECOGは、メンバー同士の「感謝」「称賛」をつうじて普段はわかりにくいみんなの「活躍」が見えるアプリです。
2018年5月より本格的な販売を開始し、前身となるOEMサービスのご提供より累計1,000社以上、150,000人以上のお客様にご利用いただいております。

RECOGの特徴
①貢献への称賛メッセージが楽しく贈れる仕組みにより、称賛文化が定着し、メンバーの貢献意欲やエンゲージメントが高まる。
また、称賛メッセージとともに社内ポイントを贈れるため、たまったポイントはお好きな商品に交換が可能。

②メンバーそれぞれの活躍や貢献を可視化することができるため、マネジメント層はスムーズな現場の把握と、承認・称賛による心理的安全性が高い組織づくりにつながる。
感謝・称賛のメッセージは組織の垣根を越えて共有されるため、縦・横・ナナメのつながりや関係性の強化を実現可能。

③称賛メッセージと共に体現した行動指針のバッジが贈れるため、バッジを贈る・受け取る行為を通じて、どのような言動が企業や組織における行動指針・バリュー等の体現につながるかを、より自然な形で理解し定着させていくことができる。 称賛メッセージを月間10通以上 贈ると、世界中の子どもたちに給食一食分相当の支援が届く仕組みとなっているため、社会貢献にもつながります。

チームワークまとめ

近年のビジネスシーンではチームとして対応することが増えてきており、チームワーク力を向上させることが企業の総合力を向上させることにもつながっています。
そのためにはチームワーク力を向上させていくことが必要となっていきます。
チームのリーダー・メンバー問わず、チームワーク力がある人は自分自身のことやチームメンバーのこと、自分が求められている役割、チームの状況などをよく理解しています。
チームの目標を達成していく上でチーム全体に欠けている役割は何かを意識し、状況に応じて必要な役割をこなすことができます。
これまでチームワークについてあまり意識したことがなかったという人は、こうしたことを意識していくことから始めてみてはいかがでしょうか?