人材管理システムについて
人事管理システムとは、労務管理、人事情報の管理、評価管理等、人事管理業務を効率化するためのシステムの総称です。
人事領域の従業員データは、複数のシステムを活用して管理するのが通常ですが、複数のシステムでデータを確認するのが面倒、入力作業が複数回に及ぶ等、複雑な点に苦労している企業様もいらっしゃるかと思います。
この記事では、そんな人事管理の業務効率化に最適なツールについて紹介し、機能や価格等を比較していきます。
導入する目的、導入メリット
元々これらの業務は、Excelデータや紙の書類、メール等を用いて行われていましたが、手続きの工数の多さ、情報の更新・変更作業の手間、人事評価に要する時間・精度のばらつき等が問題になっていました。
このような問題を解決してくれるのが人事管理システムというわけです。導入目的として、人事労務手続きの効率化、従業員・組織情報管理の効率化、人事評価業務の効率化や精度向上等が挙げられます。
サービス比較のポイント、選び方
メリットの多い人材管理システムですが、様々な種類からどれを選ぶと良いのでしょうか。主に、人事労務手続きに優れたタイプ、各種保険の手続き・管理する人事情報を集約して一元管理できるタイプ、タレントマネジメントタイプ(人材を経営戦略に活かすことを目的とした管理)の3タイプが代表的です。
これを踏まえ、選ぶ際は対応業務の範囲、利用料金・コストパフォーマンス、周辺システムとの連携、従業員にとっての使いやすさを吟味することが大切です。
LearningWare
LearningWareは、eラーニングから集合研修までをカバーする学習管理システム(LMS)です。
社内研修はもちろん、教育ビジネスにも対応可能です。
<特徴>
◆研修管理
eラーニングの管理に限らず、集合研修の告知、出欠管理や、レポート提出、アンケート集計など、研修全般を一元管理できます。また。受講履歴だけでなく分析機能を備えており、
グループごとのテスト平均点比較、問題ごとの正答率比較、進捗の分布グラフ表示など、見たい情報をすぐに表示できます。
◆ライブ配信
だれが出席しているのか、欠席しているのかを簡単に把握することができます。
出席者・欠席者への連絡もLMS上から簡単に行うことができます。
また、録画した授業を簡単に配信することができるので、復習にも役立てることができます。
◆大規模運用に対応
独自のクラウド環境により、安心・安全の配信環境を整えています。
このため、利用状況に応じて、サーバーのスペックも自在に変更する事ができます。
◆人材管理
従来の学習管理機能に加え、受講者のスキル・資格を検索&マッチングできる人材管理機能を装備
◆マルチメディア対応
ほぼすべての機能がスマートフォン・携帯対応。研修の予約・確認、コミュニティでの
意見交換、テストの受験など、いつでもどこからでも、PCと同様の機能が利用できます。
◆SNSコミュニティ
ネット上のコミュニティを使って仲間と刺激し合いながら学べます。
経験やアイデアを持ち寄ることで、知識はさらに高度なものへと発展します。
受講者はコミュニティ上でディスカッションを行い、互いが得た知識を共有することができます。 受講者独自の経験や観点を披露し、知識を発展していくことも可能です。
ご登録されている受講者自らもプロフィール変更や、eラーニング研修の受講、SNS機能による他受講者との交流なども行う事ができます。
Zoho Recruit
人材・採用情報を手軽に共有
「Zoho Recruit (ゾーホー・リクルート)」は、クラウド型の採用管理・人材管理サービスです。自社採用向けだけでなく、人材紹介・派遣事業においても広く活用されています。求職者と採用者(クライアント/部門)のデータややりとりを関連付けて一元管理。求人ページの公開や、英語/独語など多言語での利用も可能。無料で始められ、使い勝手を試してから導入できます。
自社採用向けの導入には、自社の求人情報や応募状況をクラウドで共有してエクセルいらず。社内の採用担当者や事業部門の担当者の間の情報共有をスムーズに。採用サイトも手軽に作成できます。また、人材紹介・派遣事業向けに導入される場合は、クライアントと求職者の情報を一元管理。求人や紹介の状況を記録し共有。
◆求人・候補者の一元管理
求人や候補者の情報をクラウド上に集約して管理・共有できます。求人・人材データベースとWebサイトの連動も可能です。最新情報を常に表示しやすくなります。
◆履歴書の解析
履歴書の電子データを解析し、氏名や住所等の情報を抽出して自動で登録。履歴書情報を用いて差し込み文書を作成し、必要最小限の情報を必要な人だけに共有するのも簡単です。
◆抽出・集計・分析
求人や採用候補者に関する情報を様々な角度から抽出・集計・分析してレポートを作成できます。有効な媒体や適性度の高い属性などを洗い出し、採用活動の効果をより高められます。
◆コミュニケーションを一元化
どの人やクライアントとどのようなやりとりをしたか、電話やメールの履歴を手軽に記録。やりとりの履歴も一目で把握できます。
◆採用業務を自動化
採用活動の進捗に応じた関係者へのメールでの通知やタスクの設定を自動化できます。
◆他のサービスとの連携
G SuiteやZapierをはじめとする他のサービスとも連携可能。採用活動やタスクの情報をチャットで通知したり他のシステムと連動させたりできます。
Oracle HCM Cloud
テクノロジーにより、私たちの知る仕事の世界に、未だかつてない混乱が起きています。AIやチャットボット、IoTなどのイノベーションを活用した新しいビジネス・モデルは従来ビジネスを変えています。従来の階層的な構造は破壊され、組織も変わってきています。デジタル・エコノミーやギグ・エコノミーでは、チームのネットワークの方が活発になっています。さらに、テクノロジーは労働の現場を変えます。これまでになく流動的で、グローバルで、多様性に富むようになりました。
こうしたすべての変化が、HRの役割を変えつつあります。テクノロジーを駆使することで、HRには、これまでになかったような組織を変革する好機が訪れています。その未来に今すぐ備えるには、将来を考慮して設計され、今使うことができるシステムが必要です。きわめて強力なシステムが必要なのです。
◆インテリジェント
Oracle HCM Cloudは、AIファーストというアプローチで構築されており、ビジネスを推進する意思決定をより速く、よりスマートにおこなえるよう支援します。オラクルのAIは、役割を推奨することでサポートするほか、学習を提案することや、従業員の退職のリスクを予測することもできます。
◆人間的
高い従業員エンゲージメントと革新的な職場を実現するため、一貫性があり、シンプルで有意義であるように、設計の中心には人の経験を据えました。
◆高い適応性
変わり続けるビジネスプラクティスやニーズ、要件に対応する柔軟なソリューションで、従業員とビジネスの俊敏性を実現できます。ITスタッフを動員しなくても、組織図やワークフォース・モデリングなどを簡単に構成できます。
◆総合的
所有しやすいだけでなく、ROIが高まり、TCOが低減されるため、エンドツーエンドのビジネス・プロセスを実現し、成果を最大化できます。オラクルは、人員の募集、コアHR、人材管理、給与計算、時間追跡から、ワークライフ・ソリューションに至るまで、もっとも総合的なHCMクラウド・ソリューションを1つの共通のプラットフォームで提供します。
Enterprise Skills Inventory (ESI)
総合人材管理クラウドサービス – ビジネス目標達成を目指す「人財・タレント育成の仕組み」
人材の採用・育成・評価・活用を円滑にするためのプラットフォームであり、社員の能力/価値観/モチベーションなどを把握し、戦略的な人材育成やマネジメントを実施したい企業にオススメです。
ESIを導入することで以下のことを実現できます。
・要員配置や採用などの人事戦略に活かす
・業績評価や能力評価基準を構築する
・可視化された情報により、社員ごとに的確な教育・育成プログラムを作成
給与受託サービス「CYBER XEED給与」
CYBER XEED給与は、人事・総務部門の給与計算業務の負担を軽減し、戦略的人事活動をサポートします。
※CYBER XEEDは給与受託サービスでのご提供となります。また、機能面ではCYBER REFINE HRは人材管理など人事データ管理が多岐にわたり、きめ細かい豊富な管理項目と複雑な給与計算の対応を標準機能でご用意しています。CYBER XEEDは給与計算に最低限必要なデータで給与計算を行うことが可能で、給与受託サービスにおいてもお客様にご用意いただくデータが簡便となっています。
顔写真が並ぶ、クラウド人材管理ツール「カオナビ」
顔と名前が一致しない。このシンプルな課題を解決すべく誕生した『カオナビ』
「顔写真」という極めてシンプルな素材で企業の人材マネジメントシーンを変えていきます。
○顔写真が並ぶ『カオナビ』変わる人材マネジメント
カオナビは、社員の顔写真が画面に並び、人材管理業務をスピードアップさせるツールです。
人事部門だけでなく一般管理職や経営陣も直感的に使えます。
■クラウドなので社内で共有できる。外出先からもスマホでパッと見れる。
誰でも手軽に始められ、簡単にカスタマイズできる便利なエクセルですが、最大の弱点は共有しにくいこと。カオナビはクラウドで人材情報を管理し、本社でも、営業所でも、店舗でも、場所を選ばず、また、PCだけではなくスマホでもアクセスできます。
■あらゆる会社のあらゆる制度に対応。自由自在なデータベースで情報を一元化。
従来の人事システムは給与計算や勤怠管理が目的であるため、データベースの構造に制限がありますが、カオナビはデータのレイアウトや容量に制限がなく、人事情報を簡単に一元化でき、人事制度の変更にも対応できます。
■顔写真がパッと並ぶシンプルな画面は、経営陣や現場でも簡単に使いこなせる。
人事データの集計や分析に特化したタレントマネジメントシステム、高度な機能はありますがそれを使いこなせる人が限られてしまいます。カオナビは顔写真が並ぶわかりやすい画面なので、人事部以外の経営陣や現場の管理職の方でも簡単に使えます。
人事郎
統合ERPパッケージの「勤次郎Enterprise」シリーズ。
人事ソリューション「人事郎」は人材情報の一元管理を可能とするばかりではなく、ERPパッケージの 一つとして人事部門をプロフィットセンター(利益計上の中心的部門)へと導きます。
・情報項目を自由に追加
「人事郎」では、独自の管理項目を自由自在に追加作成する機能が標準で備わっています。そのため、お客様独自の特性を持つ人事情報管理であっても、高い汎用性を持っているため多くの場合はノンカスタマイズでご導入頂けます。
・統合管理
複数会社(99社/1システム)の対応が可能です。部門異動や会社間の転籍受入機能により、グループ企業全体での統合管理によるシェアードサービスにもご利用いただけます。
・充実したセキュリティ
管理情報毎(独自で追加した情報も含む)/項目毎に権限レベルの設定が可能です(9段階)。また、本人分の情報参照に関する権限設定も可能なため、多彩で高度なセキュリティ機能を提供します。
・各種届出/承認業務の効率化
定型の届出情報の他、ユーザ独自の届出情報を自由に追加登録することが可能です。承認ルートも複数設定できるため届出情報別の承認ルート設定や、代理承認設定及び申請者による任意承認者設定も可能なため、人事総務部門の業務効率化を実現します。
・人事異動シミュレーションオプション
人事異動を行う場合の組織構成(平均年齢、構成人数など)をチェックすることができます。基準日設定により期日にシミュレーション結果を自動反映。異動、昇格処理から、辞令発行までの一連処理を可能にします。また、給与ソリューション「Q太郎」との連携で、異動対象候補者の給与項目情報を確認しながら、シミュレーションを行なうことが可能になります、組織の人件費の増減も事前に確認することができます。
・高い情報活用
全面的な運用は、Web環境で利用でき、いつでも最新の整合性のとれたデータベースを全社で活用し、業務の効率化から戦略的人事の意思決定までを大幅にスピードアップいたします。
・任意情報検索
「定型情報項目」とお客様独自に無制限に追加することのできる「追加情報項目」を混合してスピーディな情報検索が可能となり、的確な人材管理にご活用いただけます。検索を行なったデータは、Excel出力(CSV形式)が可能ですので、自由に分析・加工にご利用いただけます。検索条件は、ログインユーザ毎に名前を付けて保存することが可能です。
活用例へ
・帳票出力
「辞令」「通知書」「届出」など各種帳票は、フォントサイズ・レイアウトなど自由に変更していただけます。
※新規作成した届出は、帳票についても新規作成可能です。Excel出力が可能な一覧表は、お客様自身で自由に編集・加工していただけます。