トランザクションとは?

IT用語としてのトランザクション(transaction)は、互いに関わりのある複数の処理を一度にまとめる方式といった意味を持ちます。設計や実装、テストの実施、パフォーマンス評価の際等でよく耳にする単語なのではないでしょうか。
データベース処理等で関連する複数の処理を別々に行うと大変です。この難点を解決するために生み出されたのがトランザクションです。
一連のすべての処理が問題なく行われた場合のみ成功、どこかに問題があった場合には失敗となりますが、これはメリットにもデメリットにもなり得ます。
処理が順調に完了したかどうかをすぐに把握できるため、パフォーマンス評価等に最適です。
一方トランザクションは成功か失敗かのどれかしかありません。失敗の場合はトランザクション実行前、0からやり直しとなります。中途半端な成功、失敗はないのです。
この記事では、トランザクションに関するクラウドサービスの資料を紹介しています。気になる資料は是非ダウンロードしてみてください。

クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus

【ビジネス環境の変化とIT】
スマートフォンが普及し、さまざまな機器がインターネットにつながるようになって、Web上のサービスは急速に多様化してきました。ネットとリアルの店舗を統合して利便性を高めたり、在庫状況をリアルタイムに管理して即日配達を可能にしたり、スピーディーできめ細やかなサービスをすばやく提供することが求められるようになっています。それを実現するためにはITの活用が必須。今までの企業内活動の効率化から、よりスピーディーで利便性の高いサービスをお客さまにすばやく提供するためのITへと、その役割りも変化しています。

【Cosminexusで、「スピーディーなサービス」を「すばやく提供」】
スピーディーなサービスをすばやく提供するためには、サービスを担うITシステムを迅速に開発・改修することが必要です。それを可能にするのがミドルウェアの共通化。アプリケーション開発・実行環境の共通化とシステム間連携基盤の導入が、威力を発揮します。

【すばやく提供 ~アプリケーション開発・実行環境の共通化~】
スピーディーなサービスを提供するには、サービスが必要とするデータをすばやく取得できなければなりません。そしてお客さまの真のニーズを実現して満足を高めるためには、お客さまやさまざまな機器が発信する情報と従来システムに蓄積された情報を、すばやく連携させることが必要です。そこで有効なのが、データ取得やシステム連携に必要なミドルウェアを共通化してシステム間連携基盤を導入することです。システム間連携基盤を通じてデータをすばやく取得できるため、スピーディーなサービスを提供できます。また、システム間の連携を一元管理できるので、システムの追加や変更に伴う影響範囲が明確になり、システム改修などのコストを削減できます。

【Cosminexusの新機能】
Cosminexusでは、2014年秋の機能強化で、すばやくサービスを提供するための機能を追加しました。
これまでネックになっていた「人手」による部分を、標準化・自動化・見える化することで、システム構築およびシステム検証の工数が削減できます。

【すばやく確実なシステム構築 ~デプロイとセットアップの自動化~】
システム設計は「個々のSEのスキル」によるところが大きく、システム構築は「人海戦術」になることもしばしば。Cosminexusは、スキルを「標準化」、人海戦術を「自動化」することで、スピーディーなシステム構築を支援します。

・Excelシートに入力したパラメータを元に、デプロイとセットアップを実施します。
・実績のあるシステム構成やパラメータ値をテンプレートとして登録できます。このテンプレートを再利用することで設計が標準化され、設計作業の省力化・期間短縮が図れます。
・構築作業はテンプレートをもとに自動で行われるので、ミスの無い確実なシステム構築が可能です。

【高効率なシステム検証 ~テストの自動化・性能ネックの「見える化」~】
Cosminexusは、テスト工程を効率化し、性能ネック箇所の解析をスピーディーに行うための機能を提供します。

《テストの自動化》
システム更改時には、開発工程のかなりの部分を占めるテスト工程。この工程の一部が自動化できます。
・本番システムで蓄積したパケットデータを再現させることで、新システムのリグレッションテスト*が行えます。応答データの突合せも自動で行えるためテスト効率の向上が図れます。
・蓄積したパケットデータから、実施したい業務テストが再現できます。蓄積したデータの投入間隔も自在に変更することができるため、高負荷テストも簡単に実施できます。
*リグレッションテスト:システム変更時に、その変更によって予想外の影響がないか確認するテスト

《性能ネックの「見える化」》
システムが大規模化すると、性能障害が発生した場合に原因の特定が難しく、調査が長時間化しがちです。WebサーバからDBサーバへ一連のトランザクションでの流れを、パケットデータにより一元的に可視化することで、性能障害となったトランザクションを特定してリアルタイムに表示できます。

https://cloud-radar.jp/detail645.html
※資料をダウンロード出来ます。