mokuseeとは?

mokuseeは、株式会社ブリッツゲートが提供する、目視検査AIクラウドです。

株式会社ブリッツゲートが注力している分野の1つはAIです。
近年AIの導入は増加していますが、AIは「なんとなく凄い」けど、具体的に何に使われているのか、何に応用できるのか分からない…というような方もまだまだ多いのが現状です。
代表的な顔認識、文字認識、音声認識、機械学習など思いつく方もいらっしゃると思いますが、これらの技術はスマートフォンの顔認証や防犯カメラだけでなく、もしかすると御社のビジネスにも応用できるかもしれません。
株式会社ブリッツゲートは、AIの活用方法のご相談から、システムに合わせた開発・運用まで、AIに関する幅広いサービスの提供を行っています。

mokuseeは工事現場や整備で大活躍するAIです

さて、AIは幅広い分野で応用可能と触れましたが、今回紹介するmokuseeは工事現場や整備の目視検査をAIによって可能にし、人員不足や目視検査結果のばらつきの解消に貢献するシステムです。
この記事では、mokuseeの具体的な機能や特徴は勿論ですが、そもそもなぜ現場でこうした問題が生じているのかという状況に触れつつ、mokuseeの魅力を紹介していきます。
また、記事の最後にはmokuseeの資料も添付しておりますので、気になった方は是非ダウンロードしてみてください。

mokuseeで解決できる「現場の課題」とは?

mokuseeを効果的に利用できる最適な場面は、工事現場や大型機械の整備現場などが具体例として挙げられます。
こうした現場が抱えている課題として、主に2つ、「人員不足・高齢化」「作業の属人性の高さ」が挙げられます。
ここでは主に、建設現場に焦点を当て、詳細を紹介します。

①人員不足・高齢化

リーマンショック以降、建築業に対する需要が緩やかに拡大しています。特に2011年の東日本大震災からの復興や東京オリンピックの開催に伴い、建築業に対する需要はさらに拡大しました。そもそも、今まで通りの人員では業務が回らない状況ですが、建設需要と反比例するかのように、建設現場で働く人は減少しているのです。
建設現場の人員不足の原因は、主に3つ、「離職率の高さ」、「若年層の少なさ」、「職人の高齢化」が挙げられます。

  1. 離職率の高さ
    厚生労働省がまとめたデータによれば、平成29年3月に高校を卒業して建設業へ就職した人のうち3年以内の離職率は45.8%と言います。
    建設現場の特徴として、「常に最新の技術を学び続ける」こと、「伝統的な高度な技法も極めること」が挙げられます。
    こうした学びと、建築現場特有の重労働の両立は非常に厳しく、ハードな労働環境が離職率の高さの原因となっていると考えられます。
  2. 若年層の少なさ
    既に述べた通り、建築業につきまとうマイナスイメージや福利厚生の不備などが、建設業への就職・転職のハードルとなっていることが考えられます。
  3. 職人の高齢化
    就職や中途採用で建設業に流入する若年層が少ない上に、長年建築現場を支えてきた職人も高齢化し、退職される方も増加しています。
    また、リーマンショック時の建設需要激減を期に、他の業界に転職される職人の方も多かったそうです。
    高齢の職人に業務が集中することで、より負担を強いることになりかねないと言えます。

②作業の属人性の高さ

上記のような人手不足を背景に、建築現場の作業の属人性は、特に熟練の職人にますます偏っています。これは前述の通り、労働環境としてもマイナスですが、現場全体の技術向上にも支障をきたす可能性があります。
ねじの巻き方が緩い、ケーブルのさし間違え、警告シールの貼り忘れなど、小さなミスが人命にも関わるのが建設業です。
こうした状況を避けるために、若手の教育と、全体の作業の質を高度に、且つ均一に保つ必要があります。

mokuseeの主な機能や特徴とは?

こうした現場の課題に効果的にアプローチするのがmokuseeです。
目視検査は、最終確認として、作業の質とユーザーの安全を守るために非常に重要な作業です。
目視検査を行う人の経験や性格、コンディション等によって、確認不足などのばらつきがあると大変危険です。
とは言え、慣れてない作業員が目視検査をスピーディー且つ正確に行うというのは、一朝一夕では身につきません。

mokuseeは、タブレット1つで、誰でも簡単に、どこでも正確に目視検査ができるサービスです。
ここではmokuseeの主な機能や特徴を紹介します。

検査場所・形態を選ばない

mokuseeはiPadなどのタブレットで撮影した写真を元に検査を行うため、撮影場所や撮影角度を選びません。
従来のように、大きな機材を動かしたり、大型の検査装置などの準備したりという手間を省略することができ、業務の効率化や従業員の負担の軽減に貢献します。

誰でも使いやすい、シンプルな操作性

iPad1台あればさっそくmokuseeの利用を開始できます。
検査機器や大量の画像の用意など大がかりな準備は必要ありません。
また、30日無料でスピーディーに体験・利用できます。
シンプルな操作性によって、目視検査に慣れていない方は勿論ですが、検査をAIで行うこと、端末の操作にハードルを感じられている職人の方にも導入していただきやすくなっています。

mokuseeの使い方は?

  1. まずはタブレットで対象を撮影し、PCに写真を登録します
  2. mokuseeのアプリから対象の画像を開き、確認したい領域を指でなぞります。
    認識のしやすさも検査別に調整することができます。
  3. 枠に合わせるだけで検査完了!
    この時、mokuseeが検査対象を瞬時に判定し、撮影しづらい検査もぶれずに簡単に行うことができます。
    (※ 検査箇所が捉えやすくなる機能であり、検査内容の精度を上昇させるものではありません。)

他のアプリとの連携可能

mokuseeはi-Reporter(アイレポーター)との連携が可能です。
i-Reporterからmokuseeの検査を呼び出し、検査結果をi-Reporterに書き込むことが可能です。
その他システムの連携も今後拡大していくことが期待されます。

i-Reporterとは?

i-Reporterは、iPadやiPhone、Windowsタブレット上で動作し、記入、撮影、報告をタブレットひとつで可能にする帳票入力用アプリケーションです。
なんと、導入社数2,500社を超える、国内シェア最大の現場帳票ペーパーレス化ソリューションです。
その代表的な特徴としては、
多種多様な入力方法が備わっており、各現場での厳しい入力要件にも十分に対応可能な点、
誰でも簡単に電子帳票を作成できるシンプルな操作性、
バーコード読取や写真撮影、生体認証、PLCとの連携など、デジタルならではのメリットが多い点
などが挙げられます。

iPadやWindowsタブレットでmokuseeを導入されている方は、併せて活用すると良いかもしれません。

mokuseeまとめ

この記事から、まだまだアナログで厳しい作業の多い建設現場・整備現場などでAIの活用が大きな意味をなすこと、実はAIの導入ハードルが低いということにお気づきになった方も多いのではないでしょうか。
目視検査は、作業の最後にそのクオリティーを高め、ユーザーの安心安全を守る非常に重要な作業です。
現場で働くどの作業員も簡単に、正確に目視検査を行えるようになることで、1つ1つの仕事の完成度は勿論、働き方改革による人員不足の解消や、新たな技術を習得する時間を増やせるといったメリットにも繋がるはずです。


この機会にmokuseeに興味を持たれた方は、是非資料をダウンロードしてみてください。